リンクは生きていた。ただ、押せなかった
先週書いた記事の最後に置いた、たった一つの入口。リンク先は生きていた。アドレスも合っていた。ただ、押せなかった——1週間。リンク切れを探す道具では、絶対に見つからない故障の話。
コードは書けない。AIという"スーツ"を着る49歳の、今日の記録です。
先週書いた記事の最後に、無料の読者特典への案内を置いていました。僕の実験場が、読んでくれた人と出会える、たった一つの入口です。
今日それを確かめたら、そのリンクが、押せない状態で1週間公開されていました。
「壊れていない。届かないだけ」
念のために書いておくと、リンク切れではありません。リンク先のページは無事でした。アドレスも合っていました。 ただ、文字として表示されていただけで、クリックできるようになっていなかった。
リンク切れを探す道具は、こういうものを見つけられません。探しに行った先が、ちゃんと生きているんですから。 道具から見れば「異常なし」です。異常なのは、そこへ行く手段が無いことのほうで、それは行き先を調べても分からない。
原稿を記事の形に変換するときに、リンクの書き方が落ちていたのが原因でした。公開しているページを全部調べ直したら、31ページのうち2ページだけがそうなっていて、そのうちの1つが、よりによってその入口でした。直しました。同じことが起きていないか毎回確かめる道具も作りました。
いちばん堪えたのは、その記事が何について書かれていたか、でした。「作れるのに、届かない」——それが先週の僕の結論で、記事のタイトルでした。
作る力はAIが与えてくれた。届ける力はまだ誰も与えてくれていない。そう書いた記事の、たった一つの入口が、押せなかった。自分で書いたことを、自分で証明してしまったわけです。
同じ日に、AIも同じことをやった
今日はもう一つ、同じ形の失敗がありました。今度はAIのほうです。
小説の世界観を伝える短い映像を作ろうとして、AIに「これはいくらかかるの」と聞きました。AIは料金表を出してきました。その料金表は、映像を作る道具そのものが表示していたものです。 一次情報です。疑う理由がない。
実際に1本作って、請求を見たら、料金表のほうが嘘でした。 実測の半分以下。しかもAIは、その道具が「8秒で作れ」という指示を無視して10秒で作っていたことにも気づかず、辻褄が合わないまま僕に3回説明を変えました。
製品が自分で名乗っている数字も、実測で殺されるまでは仮説です。 これはAIが悪いというより、僕が「一次情報だから確かめなくていい」と思ったのと同じ穴です。AIは僕の代わりに、僕がやりそうな手抜きをやった。
今日わかったこと(等身大で)
2つとも、「見えているもの」を信じたから起きました。
リンクはそこに見えていました。料金表も表示されていました。どちらも、目で見るぶんには何も問題がなかった。押してみるまで、撃ってみるまで、壊れていると分からなかった。
僕はここ数日「AIに任せる範囲を広げるほど、確かめる仕組みが要る」と書いてきました。今日それが、自分の身に返ってきました。任せた結果を確かめないなら、任せていないのと同じです。 動いているように見えるものほど、手で触らないといけない。
AIは速い。24時間止まらない。でも「本当にそうなっているか」を確かめるのは、まだ人の仕事です。そこが、僕がボタンを押す意味だと思っています。
僕の実験場には、まだお客さんが1人もいません。「ここ壊れてますよ」と言ってくれる人がいない。自分で自分を検査するしかない。 今日の2つは、両方それで見つかりました。
数字(どう変わったか・実数のBefore→After)は、まだここには出しません。それはニュースレターの中だけで追いかけて共有していきます。ここ(公開ログ)に出すのは、あくまで「どう作ったか」のほうです。
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